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比率としては、制服9.5私服0.5くらいの割合だ
その0.5割にヴィトニルは属している
特に服装に拘りがあるわけではない
しかし、着なければならない理由がありヴィトニルはかれこれ十年近く同じ服を着ている
一歩歩くたびに揺れるスカートにもなれているし、意味もなく着けているエプロンも気にならなくなったし、何度へし折りたいかと思ったヘッドドレスも気にしないことにした
メイド服だ、男が着るものではない
ヴィトニル自身、普通の感性をもちあわせているので恥ずかしい気持ちはかなりある
────何度目になるかは分からないがまた文句を言おう
この服を着るように強制してきた相手を憎たらしくおもいながらヴィトニルは人気のない場所を求めて歩くスピードを早めた
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