プロローグ

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「何で…何でこんなことに…!」 女性は今に至るまでの経緯を思い出す。 今日は自分が勤めている部署に入ってきた新入社員の歓迎会を行っていた、新入社員達は全員話術が達者で話はどんどん盛り上がり、周りの先輩達のビールやら焼酎やらもどんどん進んでいった。 女性は成人しているがお酒に弱いので終始烏龍茶やコーラなどで通していた。 歓迎会が終わる頃にはみんなすっかり酔っぱらっていて、女性から見ればかなりひどい光景だった。 そのときの時刻は12:30過ぎ、この日はもう終電が出発していて電車がなくなっていたので仕方なく最寄り駅までタクシーで帰る事になった、目的地を最寄り駅にしたのはコンビニに寄りたかったからだ。 そのタクシーの運転手がやたらノリのいい人だったが、今はそんな事どうでもいい。 タクシーから降りてコンビニで買い物を済ませた後は普通に帰路に着いたのだが、そこでヤツに出くわした。 あの化け物に…
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