かたちのない水

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両手ですくった水に 月の姿がうつって見えた 悲しみの色と憂いの色を まぜて出来たこの水は かたちに囚われることもなく 好きなところへと下ってく 美しい姿も醜い姿も その身にうつして 只ただ流れに身を任せて ・
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