悴んだ手、白い雪だるま

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今年の冬は寒いね、と 小さな雪だるまに呟きかける 合わせた手に 吹きかけた息が 白く上へと昇っていく 横にいるのは ブカブカなジャンパーを着た 背中の大きな君じゃなく 小さな小さな雪だるま 手を繋ぎたい そんなことすら できるはずもなく 会いたいよ 今、あなたに うつむいた私に 優しく、待った? なんて声をかけてよ 会えない間に すり減る私の心は いったい何で 補充したらいいの? ・
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