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ちょこはアジトに着くと中にいた男達を殴り飛ばしながら、奥に進んだ。その先に大きな扉があった。
『ラスボスの部屋っぽいな』
そう言って扉を開こうとした時
『ちょこ~…お…お腹痛い…ト…トイレ…も…もれちゃう…』
真っ青な顔のラピがお腹を押さえながら、苦しそうにしている
『あーもう、さっきんトコにトイレあったから行ってこい!』
『わ…わかった~…』
ラピはフラフラしながらトイレの方へと飛んでいった
『まったく…さて、さっさとラスボス倒しますかー』
扉を開く
そこには…
ブーメランパンツを履いたマッチョな中年の男が鏡の前で、サイドチェスト(ボディビルのポーズ)を決めていた
まあちょこにはその辺の事はわからないが
『…』
ちょこは見なかった事にして、扉を閉めようとしたが
『誰だ!?』
気付かれてしまった
(チッ)
心の中で舌打ちし、仕方なく
『アンタがホモォのボスねっ!』
ビシィっと中年の男を指差す
『ほ、ホモォ?』
中年の男は首を傾げた
『んな格好してんだから、ホモォに決まってんだろ!このホモォめっ!』
『な、なんだと!?我々は「秘密結社・ブーメランパンツ愛好会」だっ!決してホモォではないっ!…中にはそんなのもいるかもしれんが…』
『うっさいっ!アタシがホモォっつたらホモォだっ!』
『なっ…』
その言葉がショックだったらしく男はへたり込んで
『私がホモォだと?…バカな!?私はノーマルなはずだ…』
なにやらブツブツ言っている
そこへ
『ちょっとアンタ』
声をかけられた男がホモォ扱いした少女を見ようと顔を上げた、瞬間
男の顔面にちょこのシャイニング・ウィザード(プロレス技)が決まった
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