プロローグ

3/3
前へ
/20ページ
次へ
「………へくちっ」 くしゃみも可愛い。 「ふぁぁぃぁ~~」 あくび(?) も可愛い。 何しても可愛い。 「………おいくきら!よだれたれてっぞ!!」 小声と共にくきら様の隣から伸びてきた手が その口から漏れる聖水を拭き取る。 ぼっぺたをグリグリされたくきら様は嫌な顔一つせずされるがままにほっぺたを弄ばれる。 「ありがとうございますぅ、明君~」 「くきら起きろ!首が座ってないぞ……」 まだ眠たいのであろう。 くきら様の首は前後左右へと揺れている。 授業中だというのに俺の前の聖母とイチャイチャしやがる生徒A、明。 その明の隣の無口な男、松倉は 聖母の聖水を拭き取ったハンカチの顔に被せ深呼吸中。 こいつらはくきら様に取り付く害虫。 あ、そういえば俺の名前は佐々木 翔太。 この物語のモブキャラで これ以降、出番は多分無いらしいです。
/20ページ

最初のコメントを投稿しよう!

7人が本棚に入れています
本棚に追加