知らない世界
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目が覚めると私は知らない街に居た。そこは全てが紫色。多少色の濃さに違いはあるものの、どこを見ても紫なのである。ふと心配になり、自分の体を見てみた。さすがに肌は変わっていないが、服がやはり紫になっている。私は何が起こっているのかわからなかった。ここに来るまえのことを思い出そうとしても思い出せない。ただひとつ思い出せるのはあの鏡のことだけだった。
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