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-しかし、我等だけで念話とは稀なことよな。-
うー?
珍しい?
-わふ……わふ。
(そうですね……僕、実は念話初めてです。)-
ユキ、念話するの初めて!
そういえば契約してからずっと一緒!
念話してない!
-モッキューッ♪
(これでユキお兄ちゃん、何時でもお話できるーっ♪)-
ユキ、念話出来るようになったのリアナも嬉しい!
みんな離れてても一緒!
-良い経験ではないか。
マミヤが居らねば体験し得なかった事ぞ。
して、最近マミヤの様子はどうだ?-
むー?
セレスタ、御主人様気になる?
-御主人様、最近いっぱい御勉強してる。-
-モキュ……
(大変そう……)-
-わふっ……
わふわふっ。
(森での一件で学園に戻るのが遅くなったようで……
授業の遅れを取り戻す為に頑張ってらっしゃいます。)-
御主人様、帰ってからも御勉強してるの。
お手伝いしたいけどリアナ御勉強わかんない……
-そうか。
だがそれは学舎に身を置く故、仕方のない事。
お主等が悩む事ではあるまい。
それに我が聞きたいのはそう云う事では無い。
何かを思い詰めたり、考え込んではおらぬか、と云う事ぞ。
如何せんマミヤは抱え込み過ぎる。
無理はさせたくない。-
キャウ……セレスタ、御主人様が心配……
リアナも少し分かる……
御主人様、とっても優しい。
だから色々背負うの。
-わふ……
(そうですね……
僕は御主人の使い魔となって日が浅いですけど、何となく分かります。
森での一件……御主人のお陰で解決しましたが、視点を変えれば御主人は自ら命を危険に晒したと言っていい行為でした。
あの様な無理をして傷付く御主人は見たくありません……)-
-キュー……
(ボクもご主人さまがケガするのいや……)-
みんな気持ちは一緒。
御主人様、大好きだからケガして欲しくない!
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