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鈴は桜花と弁当を食べながら聞いた。
「なんでおうちゃんは二刀流の剣技なんてはじめたの?」
「二刀流はじいちゃんから習ったんだよな。俺が5歳の時さ、一回拐われたことがあんだよ。」
「えっ!うそ!?」
「ホントホント。そんでその時にめっちゃ怒ったじいちゃんが助けに来てくれてさ、ちょっと怖かったけどすんげー強くて、敵をみんな倒しちゃったんだよ。」
「へぇ~そっか。じゃあ おじいちゃんに憧れて二刀流はじめたんだ。」
「まぁそんなとこ。信じられないかもしんないけど、じいちゃんが敵を倒してたときさ、満開の桜が咲いたきがしたんだよな。...千本桜...みたいな。」
「なんか...おうちゃんは夢があっていいね。」
「ホントだってば!ま、今は全然じいちゃんに及ばなくても、いつかはきっと...」
「うん、おうちゃんなら強くなれるよ。絶対に。」
そうして二人は微笑んだ。
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