-桃ノ想イ-

4/14
前へ
/54ページ
次へ
「別にやりたい事もないし、そういう大樹こそ部活なんて入ってないんじゃないの? 部活の話なんて聞いた事もないし。」 「あっ俺?俺はいいの。俺生徒会で役やってるし、助っ人専門だから。」 「生徒会?助っ人…専門?」 「そうだぞ!俺基本的に、体動かしたりするの好きだけど、団体行動やルールやら規則に縛られるの嫌いなんだよ。だから生徒会公認で人手不足な部活とかの助っ人選手してるわけ。」 「へぇー。初めて聞いた」 「そりゃ、初めて話したからな(笑) それに誰でも出来るわけじゃねぇ~ぞ!俺だから出来るんだぜ!!」 自慢気に話す大樹が妙に可笑しくてついつい笑ってしまう。   「何笑ってんだよ」 照れ隠しをする様に桃子の頭を軽く小突く。
/54ページ

最初のコメントを投稿しよう!

220人が本棚に入れています
本棚に追加