-桃ノ想イ-

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「ちょっと、春日さん… 聞きたいことがあるんだけど…」   「な…何?」   一同お互いに顔を見合わせると、その中の一人が   「白石先輩と付き合ってるって本当なの?」    「……はい!?」 唐突に変な質問をされ、桃子は椅子からずり落ちる。   隣では智恵が“なるほど” といった面持ちで桃子達を見てケラケラと笑っていた。 「…で、どうなの?」 「付き合ってません!」 「本当に?」 「本当です!」   あまりにきっぱりはっきり答える桃子に対し、一同怯みつつも 「じゃ…じゃあなんで今日一緒に登校してたの!?」   「へっ!?」
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