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「あっ、まだ紹介したことなかったよな。
俺の妹の桃子、んで彼女が宮部 愛さん。
んまぁ~俺の彼女みたいな感じ!?」
少しはにかんだ表情で答える大樹に
「ちょっと“みたいな感じ”って、しかも疑問系って失礼しちゃう!!」
愛はむくれて見せつつも、頬を紅く染め、桃子に再び目線を移し微笑んだ。
「初めまして桃子ちゃん?だったよね、よろしくね。」
ふわりと柔らかな表情で微笑む愛から微かに薫る甘い香り。
小柄で華奢でいて、サラサラのロングストレートの髪の印象的な綺麗な女性。
それが愛の第一印象だった。
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