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俺は喧嘩も勉強もできない、ただ周りのご機嫌をとるのがうまかった
中学の時は周りにペコペコして、先輩や不良にめぇつけられねぇようにしていた。
でも高校に入ったらこんなことしずに青春するんだって髪を金色に染めてピアスもした…痛かったから片耳しかできなかったけど
もう周りにペコペコしないで堂々と生きるんだって決めてた
でも世の中を甘く見ちゃあいけなかった
ここの高校はそこそこの頭なのに、ちょこちょこ不良がいた、うちのクラスにも異様なオーラを出す黒髪の不良
入学してすぐ俺は先輩のパシリになった。クラスには打ち解けて人気者っぽくはなったんだ、でも放課になるたびに先輩は俺を呼び出しパシリに使うんだ
買い間違いはよくあって「ったく、どうしようもねぇ馬鹿だな！！」なんてよく蹴られた
入学して一ヶ月のことだった
いつもどおり先輩のパシリにされてた時だった
走って購買に行って先輩に言われたものを買い、帰ろうと思ったとき
ドンッ
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