~2(奨矢)~

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「だから、お前は変わりたくて髪染めたんだろ?だったら少し頑張ってみれば?」なんて何も知らない黒神は俺に言う。俺だってかわりてぇよ、でも… 「でも!俺は別に喧嘩強いわけじゃねし、どうせまた蹴られるんだよ。自分が強いからって簡単にいってんじゃねーよ!!!」俺はそう黒神に叫んだ そんな簡単に変われっこねぇんだよ 「お前がそうやって逃げてるだけだろ?甘ったれんなよ?」黒神は俺を睨みながら言った 俺はうつむいて そんで 黙った 何も言い返せなかった 黒神はぴょんっとステージから飛び降りて俺を見た 「いいか?もし、本当に変わりてぇと思ってんなら言ってみれば変われるから」そう言って消えた 俺は声を押し殺して泣いた どうしてこんなにも俺は弱いんだと どうして俺は何もできないんだろ 変わりたい… 変わりたい…          変わりたい
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