1人が本棚に入れています
本棚に追加
「だから、お前は変わりたくて髪染めたんだろ?だったら少し頑張ってみれば?」なんて何も知らない黒神は俺に言う。俺だってかわりてぇよ、でも…
「でも!俺は別に喧嘩強いわけじゃねし、どうせまた蹴られるんだよ。自分が強いからって簡単にいってんじゃねーよ!!!」俺はそう黒神に叫んだ
そんな簡単に変われっこねぇんだよ
「お前がそうやって逃げてるだけだろ?甘ったれんなよ?」黒神は俺を睨みながら言った
俺はうつむいて
そんで
黙った
何も言い返せなかった
黒神はぴょんっとステージから飛び降りて俺を見た
「いいか?もし、本当に変わりてぇと思ってんなら言ってみれば変われるから」そう言って消えた
俺は声を押し殺して泣いた
どうしてこんなにも俺は弱いんだと
どうして俺は何もできないんだろ
変わりたい…
変わりたい…
変わりたい
最初のコメントを投稿しよう!