~2(奨矢)~

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目が覚めると白い天井が見えた 「おはよ、松永」俺の頭を撫でながらそう言った 撫でるなよ…撫でられるともっと触れて欲しいと思っちゃうんだよ 馬鹿 「ん、ここは?」起き上がろうとすると鋭く重い激痛が頭に走った 「いッッ!!」頭を抑えると 「馬鹿、動くな。お前頭おもいっきし殴られてんだから、大きいこぶができて、頭の中はなんも異常がねぇみてぇだから今日は帰っていいみてぇだ」 ポツリポツリと話し始めた 「明日もう一回頭ん中見るって。あと、悪かったな?痛い思いさせて」悲しそうな顔で俺に謝る ギューッて心を締め付けられた感じがした 「大丈夫だから。でも、もう喧嘩しないでくれ、心配だ」俺が笑いながら言うと 「ああ」と返事をした 「約束だぞ」そういって俺は小指を差し出した そして黒神の小指と絡ませて 笑った 俺の叶わない恋。いいんだ、友達で。こいつに…好きなんて言ったらこいつはどんな反応するのかな? 引くよな? 嫌いになっちゃうのかな? 今までみたいにはいかないんだよな?だから俺はこれ以上を望む権利はない。男だから
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