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耳にその笛の音が突き刺さるような刺激がビビッときた 「ッッ!!!」ビクゥゥっとした俺を見て奨矢は爆笑していた 「ってんめぇ・・・」俺は奨矢を睨みながら言うとまぁまぁと言いながら自分の席に戻っていった そして周りの視線が俺に向けられてることに気がついた 俺は周りを睨むと皆視線を逸らした 一回俺は眠りを邪魔されてキレたことがある 中学の時俺は良くないことをいろいろやっていたから皆に警戒されている 昔は、喧嘩をうられたら片っ端からかった、今では面倒だから流して終わりにする それと奨矢ともう二度と喧嘩をしないという約束をしたから・・・ 初めての友達ができて初めての男同士の約束をした。 こんなくだらないことをしているうちに授業がはじまった 昼放課になると 教室のドアから見知らぬ1年の女子生徒が入ってきて俺の目の前に来て 「あのっ黒神先輩っ!私一生懸命お弁当作ってきたので食べてください!」と弁当を渡してきた いつもこれだ昼になると誰かしら俺に弁当を作ってきたと俺に押し付ける 俺は欲しいと言った覚えもないんだがな 「いらない」っつかわざわざクラスまで来て? そう俺が冷たく言うとその女は泣き崩れた こういう奴が一番面倒だ
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