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「あー、この学校の王子様って言われてる…でもさー?マスクしてるし前髪で目なんか隠れてるし、本当にかっこいいの?性格なんかすっごい悪いのに」俺を睨みながら言うそのなおっていうやつはグチグチと言う
「今日顔見ちゃったんだよ!!すっごくかっこよかったんだからぁ」あー、今日の昼のことか、こいつにもみられてたのか。
そう思いながら俺は上履きをしまうと
「黒神先輩!!一緒に帰りましょうよ!!」そのひなという女は俺の腕を掴みながら言った
「「え」」奨矢となおという女の声がハモった
「やだ」俺は即答でそう言った
すると
なおというやつがしゃべりだした
「そうだよ!!私も嫌!!絶対嫌!!こんなやつと帰るなんて!!」なおは俺に指をさしながら言った
「えー、なんでよ!!私は一緒に帰りたいもん!!」そう言ってひなは俺に抱きついてきた
「…」俺は呆れたようにそのひなを見下ろすと
「「だめーーーー!!!」」っと、これまた奨矢となおの声がハモった
「ちょっと!!そんなやつに抱きついちゃダメだよおお!!」なおはひなをひっぱりながらいう
「そうだぞ!!こいつは最低最悪なやつだからやめとけって!!」奨矢まで言う
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