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全部聞こえてんだけどなぁ… また寝不足になりそう… 姉貴の変な声なんか聞きたかねーのに (あっ…!優しくぅ) はぁっと俺はため息をついて寝返りすると 「いっつも思うけどお前のねえちゃんすげぇな」奨矢が小さな声で俺に言う 「俺は困ってんだけどな…」 「まあまあ、そういうなって。っつか今でも慣れねぇからムラムラするわぁ」奨矢がボソッと言う。いや、冗談だと思うけどそのノリに俺ものる 「いや、今ムラムラされても俺が相手しなきゃなんねーじゃんか」俺は奨矢の方を向きじっとみると 「んじゃひとりでしてこよーかなぁー」といいながらベットから降りようとしている いや、嘘だってわかりきってる だから 「ふーん、しょーがねぇから相手してやるよ」俺はそう冗談でいいながら奨矢の腕を掴んで俺の方に飛び込ませた。たまにこうやってふざけあう 「なっ!?」顔は暗くてよく見えねぇけどたぶん焦ってる 「ふっ、嘘だよ」俺は笑いながら奨矢のおでこをぺしっと軽く叩くと
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