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「え、何?あの子」奨矢が俺に問いかける
「知るか、んなもん」一年の時から俺達が体育館で昼飯を食べているから、この体育館にあまり人は近づかない。
「はい、焼きそばパン」ステージにひょいっと上がると俺にやきそばパンを渡した
「サンキュ」俺は礼を言って焼きそばパンの包みを破りマスクを顎のほうによけて食べていると、その横でピザパンを食べている奨矢が話し始める
「お前、ほとんど顔見せてねーのによくモテるよな、性格ズタボロなのに」口にマヨネーズをつけながら言うマヌケな奨矢に呆れながら答える
「うるせーっつかズタボロとかいうんじゃねー」俺のいいところは顔だけみたいにいうんじゃねーよ、いや、実際そうかもしんねーけど。
ちょっとイラっときたからチッと舌打ちすると
「だってお前ほかのやつには威嚇しまくってんじゃんか」ピザパンを1つ食べ終えたとと思ったらもう一つピザパンがビニール袋から出てきた
っつか威嚇って
「威嚇って俺は犬かよ」ツッコミをいれると奨矢は「ちげーよ」と否定するとマヨネーズを口につけたままの顔で俺をじっとみて
「お・お・か・み」とはっきり言った
狼かよ。
「っつかお前口にマヨネーズついてんぞ」指差すと赤くなりながら「はじかし」と言いながら指でとって舐めている
俺はひょいっとステージから降りて学ランを脱いでステージにポイッと脱ぎ捨てて体育館倉庫に向かった
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