強引な彼の罠

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あ……。 なんだろ。すごく……。 すごく、すごく……。 気持ち良いっ! 「あぁっ!!……あっ?ん?ふぅ……ん?」 自分の身体が面白いぐらい、跳ね上がる。 そして、ボーッとする頭を働かせ、フッと上を見る。 「おはよ。西島くん」 「…………」 間を空ける事、たっぷり20秒……。 確認するのは、自分の姿とベッドの下。 そして、すでに2つ破られた避妊具の後。 ……自分の上にいる、黒髪が素敵な人……。 いつもしている、トレードマークの楕円縁無し眼鏡がないから、わからなかった。 「ふ、芙蓉さん……?」 意識が完全に覚醒した時、あたしは自分の置かれた状況に頭が真っ白になった。
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