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｢なっ！ちょ、何してるんですか！｣
手を引こうと、力が入った。
だけど、俺はそれを許さず彼女の指を噛んだ。
｢たぁ！｣
ビクンと跳ねる身体。
噛まれた事でさらに力が入った。
｢感じた？｣
｢い、痛いですっ！｣
さらにグッと引っ張りなんとか離れようとする。
だけど、俺はそれを許さなかった。
そのまま強引に手をコチラに引き寄せ、前に倒れそうになった西島くんを支え、唇を押さえた。
｢ん、ちょ、やめ……｣
開いた口に舌を捩込む。
さっきのももの味が、じんわりと広がる。
｢は、んん……｣
目が、トロンとしてきた。
可愛い。
そのまま、腕をひっぱり寝室に行こうとすると、いきなり動かなくなった。
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