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何度か顔を合わせる度に、彼女の事が再び気になりだした。
笑うと可愛いとか。
仕種が少し子供っぽいとか……。
そんな彼女の……鳴いている所が……見たくなる。
だからと言って、あからさまなアピールはあまり気付いてもらえず、何度か食事に誘ったが何故かいつも上条がいた。
そう、接待だと思われていた。
そんなある日、接待終わりに上条と二人でもう一件寄った。
「……お前、西島に気でもあるのか?」
まさか、そんな事を言われるとは思わず、酒を一口含む。
「まぁ、ほどほどに……」
「……仕事に、私情を挟むなよ」
「大丈夫。どうにかなっても仕事は仕事だ」
こんなカッコイイ事を言いながら、その数週間後……俺は仕事を武器にしてしまった。
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