嵌まる彼女

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いや、いつもの数倍赤い。 タクシーを呼ばれ、見送られた後……なんとなく気になって引き返した。 すると、料亭の女将に西島くんの話しを聞き先程の部屋へ行くと、彼女はグッタリとしていた。 「に、西島くん……」 ヤバい薬だったのかと、今になって心配になる。 見ると、さっきよりさらに顔は赤く呼吸が荒い。 ゆっくりと、起き上がらせる為に触れる。 「ひゃあっ!」 彼女の身体が、ビクンと跳ねた。 抱き上げ、膝に乗せるだけで彼女はピクピクと反応をする。 ……媚薬が効いてる。 そう思うしかなかった。 試しに、キスをしてみる。 それだけで、甘い声をだす。 次第に止まらなくなり、彼女の膨らみに触れようとした時――。 「大丈夫ですか?」 外から、女将に声をかけられ、ハッとした。
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