嵌まる彼女

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「西島くん……大丈夫?」 「……身体、熱……」 荒い吐息を吐きながら、トロンとした目。 そして、上気した頬。 もう全てが誘っている。 卑怯でもなんでもよかった。 俺は、彼女が欲しかった。 ――ただし、最後に残ったのは虚しさだけだった。
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