1619人が本棚に入れています
本棚に追加
｢コイツは、女癖は最悪だし浮気とか平気でやるような奴だ｣
｢上条！よけいなこと言うな！｣
｢余計じゃねー！本当の事だ！｣
チラリと西島君を見ると、怒っているかと思ったのに、その表情はまったく逆で、不思議そうにこちらを見ていた。
｢あの、お二人知り合いですか？｣
｢知り合いもくそも、同級生だ。だから、こいつの事はお前よりよく知っている。西島、考え直せ！｣
｢上条！お前にそんな事言われる筋合いない！だいたい、お前の方が質が悪かっただろーが！
告白されて振るくせに、しっかりと身体の関係はもってただろうが！｣
｢む、昔の話だ。利害は一致していた！｣
｢よくゆーぜ！身体の関係において、問い詰めたら『愛情か、快楽かで求めるモノが違う。俺は快楽、向こうは偽りだが愛情。独りでするよりよっぽど合理的だ』とか、訳わからんこと言ってたくせに｣
最初のコメントを投稿しよう！