強引な彼の罠

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つい……で、人の身体をっ!! 「キスしたら、トロンとした目で『もっとぉ』って言うから……」 ……。 もう、何も言うまい。 あたしは、この人に……。 「犯されたぁ……」 不意に出た言葉に、芙蓉さんは、呆れた顔をした。 「失礼な。西島くんが、もっと、もっと気持ち良くし……「きゃああぁぁっ!言ってないっ!言ってないー」 耳を塞ぎ、首をぶんぶんと振り回す。 すると突然、首の所からニョキっと手が出て来て、後ろから抱きしめられ た。 その行動に、心臓がドキっと跳ねる。 「ふ、芙蓉さ……」 手を耳から離し、ゆっくりと後ろを見る。 すると、とてつもなく綺麗な顔で笑っていた。
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