~それぞれの思い~

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嵐「それは俺だって同じだし、アイツらが血を流す必要も、血を見る必要は無いと思ってる。けど、教師のアンタらは、生徒が、自分で、進みたいと選んだその道を、潰せるか?」 ミックル「君が本気なのは解った。でも、帝として、生徒を持つ1教師として、子供を戦場に立たせる事は出来ない。たとえ、その子が自分で選んだ道を潰す事になってもね」 ギルシュ「俺も同意見だ。戦場なんざ、ガキが見るもんじゃねぇ。汚ねぇもん見んのは、俺達だけで充分だ」 嵐「そこを何とか頼む。鍛えるとは言わなくてもいい、せめてそのチャンスをやってほしい」 ミックル「何と言おうと、了承出来ない」 ギルシュ「解ったなら大人しく帰れ」 太陽「嵐……」 コンコン 嵐が2人に、頭を下げて頼んでいると、学園長室のドアがノックされた。 ミックル「ちょっと失礼。はーい」 ガチャ 来客を迎えるのに、ドアを開けると、そこには今問題になっているブランとフウが、そこには居た。 ミックル「ブランくんに、フウさん……どうしたんだい?」 ブラン「お忙しい所申し訳ありません。ちょっとお話したい事があるのですが、お時間の方、大丈夫でしょうか?」 ミックル「今、来客中でね、ちょっと待っててくれるかな?」 そう言って、嵐達の姿が見えるように、体を避けた。 ブラン「ら、嵐!?」 嵐「よぉ」 太陽「こんにちは」 ランポ「やっほー」 フウ「ま…また今度に……しよっか………」 ブラン「そ、そうだな…」 嵐「別に俺達は構わねぇから、話して来いよ。フウ、お前は校長に用があんだろ?連れてって良いぞ」 ギルシュ「俺の権利はねぇのかよ」 嵐「遅かれ早かれ、2、3日の内にはこうなってたんだ。パパッと済ませて来い。断るならそれでも良い。ただ、2人の気持ちを、覚悟をちゃんと見てやってくれ」 ブラン「お前、まさか俺達が何の用で来たか……」 嵐「当たり前だろ。けど、皆の気持ちも考えて、頭ごなしに否定はしねぇ。だから師である土帝と風帝に、2人の覚悟をぶつけてやれ。それで断られたなら、2人の覚悟はその程度だったって事で、諦めろ」 フウ「やっぱり……嵐には…敵わない………」 嵐「俺も、今朝の今で、こんなに早く動くとは思ってなかったけどな。せめて、明日の放課後とかって思ってた」
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