10. 輝く時の中で

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一番の難関かと思われたうちの父と対面を果たした時は、さすがの昂くんもかなり緊張していたようだけど。 父は特段反対するわけでもなく、ちょっと複雑そうな顔を浮かべていて。 門限だけは守れよ、と約束させられていた。 ……元々、そんなに門限にうるさい家じゃないのに、とそれには私も閉口してしまったけど 昂くんは真面目に頷いていて 大事にされてる感じがして、嬉しかった。 時々ケンカもしたけれど 私達は順調だったと思う。
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