【Sideミミ】一章 別れと出会い 【NG集】

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TAKE1 王国祭が近いこともあり、警備が手薄になっているバルコニー。 人に見つからないように警戒しながらバルコニーの手すりに手をかけようとした 時に背後から突然聞き覚えのある声がした。 「やはり行くのですか、ミミ」 「・・・っ!シンシア姉様・・・・」 振り向くとそこには私を見つめる姉のシンシアが居た。 「行くのですか、ミミ」 もう一度、問われた。 「・・・はい。私、やっぱり外の世界がどうしても見てみたいんです」 「・・・」 「・・・」 「・・・・・・」 「・・・シンシア姉様?」 はい、カット! 「ごめんなさいね~セリフ忘れちゃって☆」 「姉様・・そんな可愛い顔で言われても・・・」 朗らかに笑顔を見せる姉をジト目で見つめてしまった。
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