始まりという名の始まり方

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日本某所 薄暗く、一見したところ壊れかけたような機械がところ狭しと高く積み上げられている部屋 その部屋の中で一人の青年がドライバーを使いながらガチッチャガチッチャと弄くり回している 「・・・・・・・・・よし、出来たな」 ドライバーを置き、配線が剥き出しになった携帯電話にカバーを付けてそれを機械の山に放り投げる 「すぅ・・・・・・はぁ~」 作業が終わったからか、休憩の為に手慣れた手付きでタバコに火を付けて煙を吐き出す すると彼の後ろの機械の山が崩れ、気を抜いていた彼の上に雪崩れ込んで押し潰した 鹿島八敷(かしまやしき) ガラクタに押し潰されて圧死 享年17歳 ・
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