◯今日から miracolo!?◯

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「それで聞いたら『もうハンターの目じゃねえからな』だって。俺、どんな顔してたんだよなあ」 エプロンの端が真っ直ぐ伸びた店員さんがトレイ片手に来てくれ、俺と天道の前にコースターを置き、冷たそうなグラスが上に置かれていく。 「なあ、俺のコレ何?」 俺の前のグラスの中身の色が、コーヒーではない。 「聞いてなかったんですか?グレープフルーツジュースですよ。生搾りの」 「酸っぱっ」 味はいいんだけど、酸っぺえわ。 だけど、頭は冴えてくるから流し込むように飲む。 「その後な…その後、陽向くんに驚かされたよ」 「また、アイツ何か言ったんですか?」 「『俺を呼んでまで何が狙い?』ってな。あれにはオジサン、もうビックリ仰天っ」 グレープフルーツジュースの残りを一気に全部飲みほした。 「すみませ~ん。コーヒー下さい」 手を上げ追加注文すると、店員さんが聞こえたようで返事してくれる。 それならと、話を続けた。
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