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「な…なんで…なんで…」
口が焦ってアワアワなってる天道に、俺はしてやったりと笑う。
「細かいことは気にすんな」
「気にします!!」
えらく大きな声で叫んでしまった天道は、コーヒーを持ってきてくれた店員さんに『他のお客様もいらっしゃいますので……』と注意される羽目に。
「こっからが大事なとこなのに…」
トホホ顔になった天道としては、どうでもいいことなのだろう。
「すでに俺はスゲー魚雷くらって沈没ッス…」
『まあまあ、そう言わずにさ』となだめ、渋い顔の天道を俺の方に向けさせた。
「俺の近所にスーパーがあってさ」
「へっ?先輩ん家の近く…ああ、あそこですよね?駅のこっち側の」
「そうそう、あそこ時々行ってたんだけど、最近ほぼ毎日行ってるんだわ」
「ほぼ毎日…まさかお目当ての可愛い店員さんがいる…なんてオチ?」
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