イチ

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 あっ、でもレア度高すぎると言うこと聞いてくれないかもしんないんだっけ。とかやってる間にあっという間に一時間が過ぎていた。 「時間ないってのに雑魚ばぁ~っかり!あぁもう!てぃや……あ??」  やけになって大振りに指をすべらせた。そこにはヒューマンの文字。 「来ったぁ!人間!!でも一体だけかぁ……とにかく確認し……おおおっ!レア度4!!コアさん、詳細知りたい」 『未入手のモンスターのスキルは確認出来ません。よろしいですか?』 「はいはい。詳細確認!!」  空中に表示された画面。つらつらと平坦にかかれた文面。 『英雄王の卵 ☆4  かつて大いなる災厄を回避した紫眼の英雄に成長する可能性を持つ者。卓越した剣技と数多の上級魔術を駆使する冷徹な君主に至る逸材。まだ能力は開花されていない。※進化可能』 「進化??進化の詳細ヘルプミー!」 『……』 「……コア様、進化の詳細のヘルプを表示して下さい」  泣きそう。ちょっとふざけて言うとシカトするんですもん、この石っころ!  しかしよ、冷徹な君主って少しナーバスになっている俺にはハードル高いかも。  ポォンと浮かび上がる“進化について”のヘルプ。まぁ、大方予想は付いてますけど、ここは慎重に行きましょう。
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