ア・タ・シのダンジョンへようこそ！

イチ

　クリスタルをガクガク震えながら、さっき言われた通りにする。

「しゅシュテータしゅ確認！」

『エラー、確認内容を明確に宣言して下さい』

　な、なんて厳しいのこの子。ちょっと噛んじゃっただけじゃないの！もうっ！

「ステぇータス確認っ！」

　もう半分ヤケになって言うと、コアら自分のものと思しき数値や称号が浮かび上がった。

『

　クラス：ダンジョンマスター(ヒューマン)
　レベル：1
　称号　箱庭の創造者(new)・片鱗を垣間見し者(new)・ロリコン(new)』

「ロリコンってなんやねん！！」

　思わずツッコんでしまった。こんな称号、どういう羞恥プレイなの？アンタにアタシのなにが分かるのよ！またこの石っころを投げつけたくなったが何とか怒りを抑えて称号の詳細を確認する。スキルは後でいい。アシストモンスターとやらはよく分からないがタダなら召喚しないと勿体ない。落ち着け落ち着けと言い聞かせる。
　称号はスキルと召喚可能モンスターに一定の連動性があるようだ。前者の2つの称号は何かしら召喚に恩恵があるはず。

『
・箱庭の創造者
　ダンジョンコアを駆使し、自らの知識、経験、想像からあらゆる物を創造せしもの。

・片鱗を垣間見し者
　夢か記憶か幻想か、様々なヴィジョンを垣間見し者の称号。

・ロリコン
　幼女にhshsする変態。幼女が同じフィールドにいる場合ステータスに上方修正が加わる』

「やかましい！！幼女にhshsしてステータス上がるってどんだけ変態だ！！！」

　だけど、一番上のはダンジョンマスター由来の称号っぽいし、これがないとダンジョン制作が出来ないって点では重要。二番目は効果はさっぱり不明。三番目は条件次第でステータスアップするらしい。不名誉すぎる名前さえ気にしなければ場合によっては使う機会も。幼jy……否！子供のモンスターが同じフィールド内に居ればと言うなら割と条件は簡単じゃないのかしら？？

　だけど、それは心が痛い。違うよ、ロリコンだからじゃないよ、そこは大人としてだよ！