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ある国の城の王様には、王子がひとり、姫が二人いました。
三番目の姫は、城とは別宅に住んでいます。
名前は、トリーナ姫。
とうに二十歳を超えていました。
トリーナ姫は、幼い頃から内気で大人しい為、それが禍(ワザワイ)します。
この国では、城の王子、姫は一般の学校へ通う方針でした。
第一王子と姉姫は、大変優秀で学校を卒業します。
が、三番目の姫のトリーナは、王子や姉姫と違い、学校になかなか馴染むことが出来ません。
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