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それから、加奈と会いたいと思っても、声を聞きたいと思っても、叶わなかった 加奈は、福岡に引越していった
大樹は、しばらく、ぬけがらのような毎日を暮らしていった
加奈がいなくなって一ヶ月してから、💌がきた
(当時の、手紙をそのまま途中から掲載します)
本当は、加奈は、先輩に会いたかったし、声を聞きたかったけど、声を聞けば寂しくなるし、会えば、辛くなる、あの日の思い出を加奈は、忘れないし、多分あれ以上、他の人を好きになれない
でも、先輩
笑顔忘れないで、先輩の笑顔が好きな人加奈以外に沢山いるから
いつも、輝いていてください
それが、加奈の願いだから
先輩、ありがとう。
加奈は、先輩と出会えてホント良かったです。
さよなら
こうして、甘く、切なく、そして、辛い加奈との恋が終わった
まさか、8年後に再会するとは、二人供………
加奈との別れが、大樹にとっての恋愛観を変えてしまったのだ
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