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「ちょ、ちょちょ、そんな理由で!?」
「…ダメか?」
「そ、それなら!普通の文学好きな友達で良くない!?」
「友達…なぁ…けどさ。こんなにも趣味が会ってたし…それと…その…」
「その?他にあるの?」
僕はいいたくなかったが…
「けっこー南が…思った以上に可愛くて…タイプだわ…うん。…一目惚れって…奴かな…」
僕はそう言って、恥ずかしさのあまり、顔を少し逸らした
「え…ええぇ!?か…可愛い!?」
南の顔は男と分かるが、あまりにも童顔のため、スカートとかを履かせたら間違いなく、女と思うだろう
「可愛くなんてねーよ!」
「いやいや、可愛いって…そんな顔で、性格男っぽいって…萌えポイント多いだろ」
「萌えポイント!?何それ!?」
「僕が惚れた要因の1つだ」
「え、え…惚れたのって…事実?」
「当たり前だ…遊びでなんて…僕は恋はしない」
「…ま…マジで…!?」
「あぁ…良かったら…考えてくれないか…?」
「…とは言ったものの…返事くるかな」
あの後
僕の電話番号とメールアドレスを渡し、結論を送るように言ったのだが…メールは11時を過ぎても来なかった
「…寝ようかな」
ベッドに入り、寝ようとすると
<ドンッ!>
と窓に何かが当たった音がした
「んあ…なんだ」
そのまま窓から外を見ると
「…え?」
南が、家の前で立っていた
「…南…?」
そのまま外に出て南の方に行く
「…何だよ、こんな時間に」
南は私服なのか、制服ではなく、チェックの服とジーンズを着て、さらに幼さが増してるように思えた
「あのさ…その…返事…しようと思って…」
「え、直接言わなくてもメールで…」
「んなの、嫌だ…返事はきちんと、伝えたい」
意外と律儀な奴なんだな…こいつ
「そか…んで、返事は?」
そう言うと、春は僕の前に拳を突き出し
「…俺は…俺はまだお前の事を好きじゃない…けど、お前が俺を惚れさせるなら…考えてやってもいい!俺が惚れたら…付き合ってやんよ!まぁ、無いと思うが…頑張れよ!じゃあな!」
そう言って、俺の胸にこぶしを当てて、そのまま逃げて行った
「…え…これは…」
とりあえずオッケーでいいのかな?
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