One chapter

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「・・・・━━━━━━って訳だ  そーゆーことで、もー帰っていいぞ 新米刑事が迷惑かけてすまんかったな」 璃途霧が話し終わった後には 凛檎も蓮も顔は真っ青だった 「ん?どーした2人とも」 心配そうに2人を見つめる璃途霧は 端から見たら美少年が 2人を心配しているという 最高に格好いいシチュエーションなのだが 蓮と凛檎は完全に怯えていた 「そ……それじゃぁ、帰ろっかな…」 蓮は ようやく我に返り 椅子から立ち上がり この場から去っていった 「お兄ちゃん…あ、あのさ  もーちょい優しく…な?」 「なんだ?これ以上ないくらい  優しく接したじゃないか」 …満面の笑みだった この瞬間 凛檎は何かを諦めた。
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