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鉈城が帰ってきた 「璃途霧くん!!」 「お兄ちゃん…やべぇよっ…  用事なかったことバレたかな…?」 「凛檎、瑞山さんと俺を信じろ」  (さっきの蓮との会話と  瑞山さんを売った人を  信じんのかよ!!!) 凛檎は心の中でツッコんだが   言葉には出さなかった IQ140越えの男だ バレたとしても完璧な言い分を言い さっさとこの場から離れるだろうと 察知したのである しかし鉈城の発した言葉は意外だった 「璃途霧くん  ありがとな!!  瑞山さん、本当に急いでたわ!  教えてもらってなかったら  どうなっていたことやら…」 「構わないぞ」 璃途霧は満足そうに頷いた  (こいつ何やりやがったぁぁあ!!!) 凛檎は内心驚愕していた 「あ、鉈城  容疑者の蓮さんは  シロだ。   だから帰ってもらった」 「そうか   わかった」 意外とあっさり納得すると 鉈城は昼飯を食いに 出かけていった
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