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「それにしても瑞山さん、  ナイスだったな」 凛檎は呟いた しかし10秒後 「………っあ!」 凛檎は思い出したのだ 鉈城が蓮の事情聴取を しているときに 璃途霧が携帯を扱っていたことに。 璃途霧はその時から 鉈城を遠ざけようと 前々から瑞山にメールをしていたのだ 「相変わらずスゲー……」 凛檎は呆然としながら 未だに微笑みを絶やさない 璃途霧を見つめた 「凛檎!!  瑞山さんに事件の真相、  聞きに行こうぜ!」 ワクワクしながら言う姿は まるで子供のようだったが 頭の中は誰も理解できないような 構成になっているのだ 「おう!」 凛檎は  (人が死んでんだから  ワクワクしたらダメだろ!) 毎回の如く 心の中で ツッコミをいれるのであった
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