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「部屋が片付いていると言うことは
犯人は知り合いだろうな
怪しまれる心配がないから」
凛檎と璃途霧は
一言一句 同じことを呟いた
「おかしな点は二つだな」
凛檎が言うと
璃途霧は頷いた
「携帯が取られている点と
殺された三人に
共通点がないこと」
「そうだな
早く帰ろう
詳しく調べないとな」
二人はお互いの目を見て
頷き合い 同じ笑顔をつくり
家への道を駆け抜けた
その二人の背中を
見つめる陰があったことに
誰も気付いていなかった
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