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「……?」
姿が首を傾げ相手を見る、するとそこに居たのは、金属バッドを持ったいかにも悪そうな風貌をした不良であった、不良は姿を見ると下品な笑みを浮かべながら言った。
「よう光國君よー……また参加しねえのな?」
相手は今回の白黒で姿と同じチームで、妙に感じの悪いタイプで、いわゆる学園内の嫌われ者なヤツだった。
相手が嫌味に満ちた言い方で言うと、姿は答えた。
「まあ……理由も無けりゃ他者に攻撃はしないし、無用な争いは避けたいからさ」
姿は内心「面倒な奴に絡まれたな」と思いながらも、質問に答える、するとそんな姿に不良は「ふーん?」と言いながら近付いてきて、姿の首に掛けられてるリングを見て言う。
「ならこのリング……垂れ掛けてても意味無いよね?ならさ……俺に頂戴よ?
俺さあ、単位足らねえのな、だからさ、ボランティアだと思ってさ♪」
そう不良が言うと、姿は不良の手を振り払い言う。
「嫌だよ、自分で点数は稼げよ……?俺だってこのリングを長期間守り続けたら貰える単位目当てで守ってるんだからよ」
そう姿が言い放つと、不良は「ソイツは残念だなあ……」とバッドを壁に叩き付けた。
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