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「・・・・・・、シャシャ」
「・・・・・・、うん」
最後に
「君と過ごした時間は、嫌いじゃなかったよ」
「―――わたしも」
彼女は泣いて
僕は泣かなかった
後ろには死神が立っている。なにも迷うことはない。なんと言っても、彼女は魂の案内人なのだ
僕がどんなに下手を打っても、きっと、フォローしてくれる
僕は安心して―――、自分がやるべきことだけをやればいい
ただそれだけの話
単純な、お話
僕は息を整える。左手が震えるのを無理やり理性で押さえつけて、目の前にいる、泣きながら笑っている少女を見下ろす
―――そして僕は大鎌を振り降ろした
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