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街灯に照らされる雫 オレンジ色の光のなかで 映える景色を瞳の奥に閉ざして 過去という檻を壊しながら 笑ってもっと笑ってと 心の隅っこで泣いている 霧のように細くなる雫 優しく注ぐ姿をみて 叫ぶ心を深く深くに沈めて 未来という枠を叩きながら 泣いてもっと泣いてと 心の隅っこでわらっている 微笑む君は遥か彼方 空から降る絶対の空虚 誰にも気づかれないまま 遠く遠くに泣き叫ぶ 願う気持ちは雨に流されず 僕のなかで焦げついて 泣きわめく君の隣のあなたは誰? いっそ殺してくれないか 街灯に照らされる僕 誰にも見せたくない顔をして 君の姿を心の奥に閉ざして 今という自分を壊しながら 笑ってもっと笑ってと 泣いてもっと泣いてと 叫んで叫んで空が晴れるまで叫んで 泣いて泣いてもっと壊れて 弱い弱いともっと壊して なにも残らないよう壊し尽くして 全部叫び飛ばして過去にするんだ 注ぐ雫は僕を遠くに流して 朝焼けを待つ僕を流して 君を追う僕を流して 溢れ出る涙も流して 全て流し尽くして 夢から覚めたなら 僕を待つ場所へかえろう 僕だけの場所へかえろう
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