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「ハァハァあ、居た!村長さん」
息を切らせながら老人を呼び止める
「おーリリアどうしたのじゃ?そんなに慌てて」
リリアの顔を見て落ち着くように促す
「フェイがいってたの。本当にこの村に得体のしれない奴がきてるの?」息を整え村長に言った
「何のことじゃ~?」リリアから目をそらし空を向く
「誤魔化さないで。お願い…教えて村長さん」
リリアは村長の両肩を掴み問いただした
「う、うぬぅ…ここではあれだ…とりあえず家の中に入ろうかのぅ…」
リリアは家の中に入ると早々と椅子に腰をおろした
「本当に、得体のしれない奴が居るんですね…」
「う、うむ。正しくは居るかもしれないじゃ…隣町の使者から近隣を注意するように言伝をな…」
(フェイの言ってたこと、本当だったんだね…)下を向き苦笑いをした
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