3人が本棚に入れています
本棚に追加
苛立ちを抑え切れない。意味がわからない上…王国の理不尽なの行いに
「本当に何ができるの?ねぇ教えてよ姉さん…」空を向き口を開く
「ねぇ…答えてよ…」消えそうなか細い声で言った
「そんな事…自分で考えて決めろ!」
何処からか男の声が聞こえた
「だれ!」リリアは、身構えナイフの柄に手をかけ戦闘体制を取る
「あー…見てて胸糞わりぃ…」そう言って男が姿を現す
「(黒のローブ…顔は良く見えない)」リリアは柄を持つ手に力を入れた
しかし黒ローブの姿が無い
「え?…さっきまで…そこに」
戦闘体制を解き辺りを見渡し探す
「あなたは誰なのよ!」虚しく言葉が山に木霊する
そして地面に両膝を着け黙り込む
あの人の言葉は、正しいのかも。自分で決めろか…
「………」
リリアは空を向き口を開く
「私は自分のできる事…良く分からないけど…見守ってて姉さん」
少女は立ち上がり
「あの男が王国からの刺客ならフェイが危ない!」
覚悟を決め一心不乱に走り出した
木の上から声がする
「やっぱり、お前と少し似てるかもな…なあアルカ?」
ローブの男は空を向き笑う。そしていつの間にか消えていた
最初のコメントを投稿しよう!