出会い

5/8

3人が本棚に入れています
本棚に追加
/8ページ
苛立ちを抑え切れない。意味がわからない上…王国の理不尽なの行いに 「本当に何ができるの?ねぇ教えてよ姉さん…」空を向き口を開く 「ねぇ…答えてよ…」消えそうなか細い声で言った 「そんな事…自分で考えて決めろ!」 何処からか男の声が聞こえた 「だれ!」リリアは、身構えナイフの柄に手をかけ戦闘体制を取る 「あー…見てて胸糞わりぃ…」そう言って男が姿を現す 「(黒のローブ…顔は良く見えない)」リリアは柄を持つ手に力を入れた しかし黒ローブの姿が無い 「え?…さっきまで…そこに」 戦闘体制を解き辺りを見渡し探す 「あなたは誰なのよ!」虚しく言葉が山に木霊する そして地面に両膝を着け黙り込む あの人の言葉は、正しいのかも。自分で決めろか… 「………」 リリアは空を向き口を開く 「私は自分のできる事…良く分からないけど…見守ってて姉さん」 少女は立ち上がり 「あの男が王国からの刺客ならフェイが危ない!」 覚悟を決め一心不乱に走り出した 木の上から声がする 「やっぱり、お前と少し似てるかもな…なあアルカ?」 ローブの男は空を向き笑う。そしていつの間にか消えていた
/8ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加