夫婦

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腐サークルの後話(笑) ******* 部屋に戻ると…日はすっかり傾いて… 部屋は薄暗かった。 そんな部屋で…普段は睡眠だけの場所が── 「キルリ…」 普段とは違う場所へと変わる… なにも…ない姿。 やはり、はじめての形に…少し恥ずかしさが出る。 しかし… 「颯人…」 腕を伸ばして…しまう。 キルリが甘えるように抱きつけば…相手は キルリの首筋にカプリと噛みつき…華を咲かせていく。 白い肌には鮮やか過ぎる華だ。 「キルリ…綺麗だよ」 「颯人こそ…かっこいいです」 甘い甘い…まるで酒に溺れた様に堪能し始める。 そして、… 「キルリ…貰ってもいい?」 滑った指が止まる。 「勿論…です…」 「……中に…は?」 確認作業な相手にキルリは小さく笑い… 「私達は…夫婦ですよ…?」 「けど…キルリに負担が…」 負担。 それは──── 「確かに…鎌鼬も…雪女も…幽霊と大差ありませんから… もしかしたら…かもしれません。」 「やっぱり、そうなんだ…」 「けど…私は…颯人の子どもなら 産みますよ?」 言えば苦笑された。
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