大浴場のあと

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「大好き…か」 扉を閉め、1人になった部屋で自 傷気味に呟いた。 ピースは、はっきり言って好意が まったく持って理解出来ないのだ 。キルリから、仲間からのはまだ 分かるが…他人から向けられる好 意が分からない。 「むーたも、宝くんも 簡単に言わないでよ… ボクは…分からないから」 再び自傷気味に笑い、ピースは言 った。 「けど、嫌じゃないな」 嫌ではなかった。と再び言う。 そして、一歩踏み出したピースが 向かったのは…備え付けのキッチ ンだった。
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