第3話 転校生紹介と食堂イベ

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シーッ、シーッ!! 見つかりたくないなら今は騒ぐな!!俺は見つかりたくない!! そのジェスチャー(人差し指を口へ持っていき唇をいの形にする)を毬藻へ送る。 転「どうしたんだ悠?言いたいことあるなら言葉で言わなきゃ駄目なんだぞ!!」 あんぎゃぁぁぁぁぁぁあ!!!! 副「!! 和輝!!」 見つかった…………。 副会長が毬藻へ近づいてきて抱きつく。 お、これは……毬藻の存在感を強調させて自分の存在を薄くすれば上手いこと傍観できるんじゃ…! そうは思ったが俺の中の何かがこれから一波乱あるぞと告げる。 え?どこに根拠がってか? 女の勘さ。 会「アーン?蓮、そいつか。お前の気に入った奴ってのは」 ぶぅふぉぉぁ!!? 思わずうどんを噎せそうになる。 あ、危ない…www危うく悪目立ちするところだった!!wwwwww 目立たない程度でケホケホ咳き込んで笑いを堪える。 だって………wwwせ、生徒会長wwwwwwアーン?て……!!wwwwwwど、どこのテニヌの王子様だお前はwwwwwwちょうど泣きホクロあるしwwwwww 副「ええ、そうです!誰にも見破れなかった私の作り笑いを見破り、気持ち悪いと言ってのけた人です」 いや、親衛隊の子達でもあんたの笑顔偽物って知ってるから。 その笑顔が例え「社交辞令」 だとしても、あの子達はその笑顔を向けてくれるだけで満足だって言ってたよ。 そんなことを考えていたら、呆れると同時に副会長を羨ましいと思った。本当の自分を見つけてくれる人がいて。 悠「………いいなぁ……」 誰か、私に気づいてくれないかなぁ……
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