第1話 変化前の日常

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学園についてまず最初に行うこと、それは…… 悠「おはようございまぁ~す、会長ぉ!」 気持ち悪い猫なで声を発しながら生徒会に挨拶することである。 安心して高校ライ腐を送れるようにと入った、少しでも生徒会メンバーが近づかずこっちが一方的に近づけるという親衛隊だがまさかクジ引きで総隊長になってしまうとは。後悔先に立たず。ちなみに康は副総隊長。 笑顔を張り付けて内心では「さっさと副会長とでもチューしろよ」と思いながら会長に近づく。 まぁ、当然のように良い顔はされないのだがこれでいいのだ( ̄^ ̄) 会「チッ、総隊長か」 悠「わぁ~、俺のこと覚えててくれたんですねぇ!感激ですぅ」 会長の目はまるで「朝から腐ったもん見ちまったぜ」的な感じだったが俺には誉め言葉にしかならんぞwwwww ?「総隊長、会長は忙しいのです。貴方などに構っている暇はありません」 悠「あ、副会長ぉ。そうなんですかぁ、残念ですぅ」 遠くの方で笑いを堪えている康を後で蹴っ飛ばそうと思いながら残念そうに眉尻を下げる。 会「おい、行くぞテメェ等」 会長の声と共にぞろぞろと生徒会メンバーは俺達親衛隊の前を通りすぎていく。 姿が見えなくなってからクルリを振り返り親衛隊メンバー(ほぼチワワ達www)に労いの言葉をかけてその場を解散させる。 悠「さて、朝のお出迎えお疲れさま皆ぁ!今日もちゃんと生徒会の皆様を応援しようねぇ!」 「「「「はーい!」」」」 そして、辺りに誰もいなくなったのを確認してから張り付けてた笑顔をはずす。 悠「っっあ"~~~~自分の声が気持ち悪ぃ!!」 康「wwwwwお疲れ、お姉ちゃんwwwwwwwwww」 悠「うっせー笑いすぎだ。お前も少しは参加しやがれ」 ゲシゲシと康を蹴りつつ溜め息を吐いて自分の教室2-Aへと向かう。 ちなみにこの学校でのクラス分けは、 S…家柄、成績ともに良。生徒会は当然のごとくこっち。 A…家柄、または成績が良。どちらかが並。 B…家柄、成績ともに並。 C…家柄、または成績が並。どちらかが不 D…不良クラス な、王道だろ? ちなみに俺等は家が一般家庭なんで成績がよかったりする。 教室に入ったら朝のSHRが始まる30秒前で驚いたのは別の話。 これが、俺の日常
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